【リコカツ】は2021年4月16日からTBS系「金曜ドラマ」(22:00~22:50)で放送のドラマです。
ファッション誌編集者・水口咲(北川景子)は冬山で遭難したところを航空自衛隊・緒原紘一に救助されるという運命的な出会いを経て結婚します。周囲に祝福されますが、価値観の違いから離婚を決意します。
周囲にばれないように離婚活動=リコカツをはじめます。ところが、リコカツをしているのは咲と紘一だけじゃなかった!?お互いの両親、姉、元彼氏も巻き込んでお話が展開します。
ここでは6月11日に放送された【リコカツ】9話「あなたが見据えた未来に、私も…」のあらすじや感想をご紹介します。(ネタバレあり)
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リコカツ9話のあらすじ
「家売るオンナ」咲、家を売る決意
咲の「この家をうります」という言葉から9話は始まりました。
咲の家に居候する母・美土里(三石琴乃)姉・楓(平岩紙)姪・梓(夏野琴子)に「この先どうするのか考えておいて」と話します。
咲は紘一の一ノ瀬(田辺桃子)と付き合う、という嘘を信じ、二人の未来のために共有名義のマンションのローンを払わせるわけにはいかないと思っていたのです。
咲の元恋人の弁護士の貴也(高橋光臣)が咲の気持ちをくんでマンションの売買契約を代行を引き受けてくれました。「これからは一人の友人として」紘一の元にも足を運んでくれる事になりました。
咲がついた「貴也とつきあう」という嘘にも話をあわせてくれることも約束してくれました。
すっかり咲と貴也が付き合っていると思っている紘一は、「咲さんの幸せに繋がるのであれば」とマンションの売買契約の委任に前面同意し、書面に自署しました。同じ頃、咲も同じ書面に自署していました。
美土里は乳ガンを患っている
美土里から2000万円を持ち逃げした立川(中山麻聖)の居場所を調べた父・武(平田満)は紘一を連れ立ち立川の元を訪れました。
事務所のドアを勢いよくあけ「美土里にあやまれ!」と怒鳴る武に立川「そんな金、もうない」「いい夢見れてよかったろう」と侮辱的な言葉を投げるのでした。
美土里は利用されただけだったのです。逃げる立川を紘一が抑え込みます。立川は苦しまぎれに「あの女、先が短い んだから」と意味深な言葉を発するのでした。
乱闘で手首を捻挫してしまった武は通院の後、紘一と共に水口家へと戻ります。そこには美土里、咲、楓と梓の姿がありました。
立川から美土里が乳がんを患っている事を聞き、武、咲、楓は美土里に尋ねますが、美土里は治療は何もしていないと答えます。
「怖いのよ。この先老いていって、何もかも失うのが怖い。私には見た目しか取り柄がないから・・・。このまま綺麗な私のままでいなくなるの」
「バカヤロー!!!」武の怒号が響きました。
美土里は見た目だけの女じゃない
武は美土里と二人きりにしてほしい、と頼みました。楓と梓はファミレスへ。紘一は咲が心配で家まで送ってく行く、というのでした。
「もう話すことなんかない」美土里は言い放ちます。
武は若いころ、美土里に同じ事を言われた時の事を思い返します。そして若い時の思い出も。
デートに誘ったら、22回目でやっとこぎつけたこと、はじめのデートはイタリアンレストランで食事をしたこと、美土里が食べたもの、帰りにカラオケにいったこと、その時歌った曲名のこと・・・・・驚く美土里に武は続けます。
「覚えてるさ、美土里のことは全部。美土里は見た目だけの女じゃない。
心から愛している、それなのに今まで大切にしてこなかった」後悔の気持ちが押し寄せてきます。
「でも、生きてくれないか、俺のために。どんな姿になっても美土里は美土里だ。
生きててくれよ」涙で顔がグチャグチャの武を見て「わかったわよ。わかったから。泣かないでよ」と美土里はハンカチを差し出すのでした。
離婚してよかったのかな、私たち
自宅まで紘一に送ってもらった咲のもとに、父・武から「美土里、治療を受けてくれるって」と電話が入ります。サキと紘一はホッと安堵するのでした。
サキの両親の姿を見て、考えるものがあったのでしょう。
「離婚してよかったのかな、私たち」咲は夫婦、というものがが分からなくなってきました。
紘一は咲の両親の姿をみて、「人生何がおこるか分からない。今日が最後になるかもしれない」と嚙み締めるのでした。お互いの思いが残る二人ですが、新たなるパートナーの存在に素直になることはできません。
そこへ貴也がマンションが売れた報告のために訪れました。即座に部屋を出る紘一。そう、もう咲には貴也がいるのです。浮かない顔の咲に貴也は言います。
「もう誰とも結婚しないのは、一番好きな人と結婚できないじゃないからじゃない?」と図星なことを言われてしまいます。
その夜、美土里の「やり直すことに遅すぎることはないのかもしれないわね」という言葉に咲の心は揺れずにはいられないのでした。
もう一度だけチャンスをください
紘一の父・正(酒向芳)は別れた妻・薫(宮崎美子)の勤務する温泉旅館「陣屋」へ働くことにしました。薫は旧姓で働いていたので、二人の関係を知る人はいません。
40年間、自衛隊で勤務した正はサービス業に向いておらず、支配人から解雇を言い渡されてしまいます。薫に呼び出された紘一は、薫とともに支配人へ土下座している父の姿を見てしまいます。
「もう一度だけチャンスをください!自分一番大事な妻一人、息子一人にも寄り添えなかった。
ちゃんと生まれ変わらなければいけない。」プライドの高い、頑固な父の土下座姿に薫も紘一も胸を打たれるものがありました。
「私、お父さんを誤解していたかもね。男の人って、ちゃんんと言葉にして言ってくれないと。
もう一度話をしてみようかな」頑なだった薫の心が開いたかもしれません。そして、紘一の心もまた揺れるのでした。
「未来を作りなさい。自分の気持ちに正直に」薫は紘一の背中を押すのでした。
手遅れ?そんなわけないじゃん!
小説家・水無月(白洲迅)のアトリエにて、元気のない咲。水無月は咲の本音を確認します。
煮え切らない咲の態度に、紘一とハッキリしてもらわないと小説の結末が書けないといいます。
咲は「いまさら戻れません、もう手遅れなんです」と返します。諦めている咲に水無月は言います。
「ふざけるな!」「バカみたいにぶつかり合って、本当の愛が本当に存在するんだと見せつけられた!手遅れ?そんなわけないじゃん!今さらくだらない嘘でごまかすな!」水無月のストレートな言葉は咲の心に刺さりました。そして水無月は、咲から預かっていた紘一から贈られたペンを咲に返します。
「結末はあんたの手で」咲は水無月に深くお礼をし、紘一にメッセージを送るのでした。
あなたが見据えた未来に、私も…
待ち合わせの場所に、初めてのデートをした浅草の雷門苗を指定したのに紘一は現れないし、電話にも出てくれない・・・。咲は機転を利かせて、あの日雷門のあとに訪れたスカイツリーへと向かいました。
そこには紘一の姿がありました。どうして雷門の前にいないのかと問うと紘一は「雷門は待ち合わせの場所であって、デートをしたのはここだ」と主張してきます。
どこまでもタイミングが合わない二人。「では、雷門の前でもう一度待ち合わせをしよう」といって紘一はエスカレーターを降りていきます。
紘一を追う咲の中で何かがふっきれたのでしょうか。咲は降りていく紘一を追いかけます。
「「私だって貴方に何かあると思うと耐えられない!!どうしても貴方が好き!!紘一さんと一緒にいたい!!」驚きを隠せない紘一ですが、君のこと忘れようとしたが出来なかった!どうしようもなく君の事が好きだ!!」咲は階段を走りおり、紘一の前に立ちます。
やっと二人は本当の思いを伝えることが出来たのです。
「自分は変わる。君とやり直す為に…」という紘一の言葉に「私も…」咲も笑顔で答えるのでした。
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リコカツ9話の感想!
まるで最終回のようなまとまりにハッピーな気持ちになりました。
水無月先生から送り出される場面では、咲が去った後に水無月先生は何か言っているんだけど、口をパクパクするだけになっています。一体、なんとおっしゃっていたのかしら・・・。気になりますね。
最後のスカイツリーのシーンでは、第1話のエレベーターを下る咲を紘一が追いかけてプロポーズするシーンを思い出し、粋な演出だと思いました。
お互い思いを伝えることが出来て、ハッピーと思いますが、「うまくまと、ありすぎている」「あと1話ある」と思うと最終回ではまた波乱がおこるのかと不安でなりません。どうか、この幸せな状況で終わってほしいのですが。
来週が楽しいような、怖いような複雑な気持ちです。泣いても笑っても最終回は6月18日金曜日です。
リコカツ9話みんなの感想・口コミ
さきちゃんの言い出したくても言い出せない心の葛藤から爆発してやっぱり好きーって言い放った時に僕のストレスとともにはじけた 涙したー
前回まではお互いが、自分の気持ちを正直に出せなくて、イライラしてましたが、白洲くんは二人を引き戻すキィーマンだったのですね!泣けました〜!ありがとう!白洲くん。
咲への気持ちは真っ直ぐで、ぶれなかった。 やっぱ紘一、かっこいいなぁ! 紘一の涙に貰い泣きしたよ。 紘一が瑛太さんで本当に良かった! 咲は紘一といる時が、一番幸せそうだよ。 最近のドラマの中で、最高で最強だよ!
みなさん、素直になれない二人にヤキモキしていたようですね。
今回、やっと通じ合って喜ぶコメントが多かったように感じました。泣いても笑っても次回は最終回です。お見逃しなく!
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